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2014年12月 ローマ&ヴァチカン旅行記

37 トッレ・アルジェンティーナ広場の猫たち



ホテル方面に戻るバスは何路線かありまして、
何番だったか忘れちゃったのですが、恐らく46番か190F番に乗って下車したのは、
『アルジェンティーナ神殿跡』
共和政ローマ時代の4つの神殿が発掘されたこの遺跡は、
カエサルが暗殺された場所でもあるそうです。


一段低い位置にあり、柵越しに
見下ろすことができます。
影で見づらいですが、たくさんの柱が。

神殿跡は立ち入り禁止になっており、周りの道から柵越しに眺める感じではありますが、
この遺跡は現在、猫の保護区にもなっているとのことで、是非見てみたいと思っていたのです。
にゃんこたちに会えるでしょうか〜


食べ物を与えないでのお願いと共に、
道に出た為に車に轢かれ亡くなった猫たちのことが。
はっ、いましたー!!
神殿の柱の下で気持ちよさげに寝てらっしゃる。
猫は日向を探す天才!
こちらはゴージャスなモッフリさん。 精悍なタイプ。 茶色とグレーが混ざったオサレな毛色。

この他にも、よーく見るとたくさんのにゃんこが思い思いに過ごしていました。
都会の真ん中だけど、一段低い場所にあるから人や車との接触が避けられるし、土も草もある。
広すぎず狭すぎず、何より神殿跡だから隠れる場所や高い所がいっぱい。
考えてみると、遺跡ってとっても猫が好みそうな場所なのかもです!


遺跡をバックに毛づくろい。 しっぽメンテにも余念がありません(^_^) なんていいお顔なんだろ〜

柵越しに移動しつつ眺めていると、目の前にこの↑お方が。
フッサフサの毛並でしっかりご飯も食べていそうなお体。
シアワセそうに目を閉じている姿がかわいいったらありません(o≧▽≦)q



ふと下を覗くと階段があって、「ご自由にどうぞ〜」の案内ボードが。
吸い込まれるように下りてみました。


カフェの入口のようですが、
保護施設になっているのかな?
お邪魔していい??

ちょこんと座る番猫さんにご挨拶をして、フェンス状の扉を開けてみると、、

明るい保護施設になっていました(@o@i)
道路の下部分を利用しているんですかね。
こんにちは! 床にもいる〜
キジトラ族が多いみたい。
このフェンスの向こうにもお部屋が。 入ってみるとこれまたたくさんのにゃんこたち。 舌をしまって下さい?(笑)

親切なスタッフの方に内部を案内していただき、活動内容が書かれた日本語の説明書きもいただきました。
そっか、遺跡で保護してご飯をあげているだけではなく、
ちゃんとした屋内の保護施設で避妊やワクチン接種や治療、里親さんとのマッチングなど様々な活動をされていたんですね。
政府や国からの援助は一切受けておらず、ボランティアさんと世界中からの寄付で運営されているとか。
過去には、遺跡の不法占拠だと閉鎖の危機に直面したこともあったらしく、
現在危機は脱したけれど、将来が保障されたわけではないと。。
野良猫ゼロが理想だけど、こちらの活動が長く継続できることを願います。




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